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2020年11月 アーカイブ

2020年11月18日

第3回金沢大学国際賞のご案内

第3回金沢大学国際賞についてのご案内です。

鈴木大拙-西田幾多郎記念
     第3回金沢大学国際賞の周知について(お願い)


 謹啓 時下ますます御清祥のこととお慶び申し上げます。
  平素は格別の御高配を賜り,厚くお礼申し上げます。
  さてこのたび,別添「趣意書」に基づき創設しました鈴木大拙-西田幾多
 郎記念金沢大学国際賞につきまして,第3回の募集を別添「募集要項」のと
 おり開始いたします。
  つきましては,貴学会会員の皆様に,本国際賞を広くご周知くださいます
 ようお願い申し上げます。哲学・思想・宗教の分野の第一線でご活躍の貴学
 会会員から本国際賞候補者のお名前が挙がれば,なお幸甚に存じます。
 御多忙の折とは存じますが,本国際賞の趣旨をご理解の上,何卒御協力賜
 りますようお願い申し上げます。
                               謹白


  ※ 加えて,貴学会と交流のある他の学会にも,貴学会を通して,
   ご案内していただける機会がありましたら,ご配慮いただければ
   幸甚です。

 ○ 鈴木大拙・西田幾多郎記念 金沢大学国際賞サイト
   https://www.kanazawa-u.ac.jp/university/corporation/kokusaishou

2020年11月19日

混沌(カオス)を生きる: 第3回「サイボーグと魂のつながり:インド・日本・ギリシアの哲学から考える機械と身体」のご案内

以下の企画についてJST/RISTEX/HITEよりご連絡を頂きましたので掲示します。

森ビルアカデミーヒルズ・JST/RISTEX/HITEコラボレーション企画

混沌(カオス)を生きる:

第3回「サイボーグと魂のつながり:インド・日本・ギリシアの哲学から考える機械と身体」


【詳細・申込】 https://www.academyhills.com/seminar/detail/20201213.html

【 日 時】 12月13日 (日) 14:00-16:00
【 会 場】 オンライン開催
【 主 催】 アカデミーヒルズ
【 共 催】  JST社会技術研究開発センター

お申し込みはこちらから→https://eventregist.com/e/academyhills201213

【 概 要】 

この混沌の時代に、私たちはどのような生命観や意識を持てば生きやすくなるのだろうか?インド、日本、古代ギリシアにおける哲学や死生観と現代人の感性とを比較し、明日をどう生きるかを問う哲学セッション。さらには、ロボットや身体拡張技術、いわば「サイボーグ」が到来するような時代において、生命観や死生観も変容しうるかを問いかける。


サイボーグは人間を解放するのか
近年、サイボーグ技術は、アバターによる危険な環境でのリモート作業、または義手・義足のみならず第3の手足やセンサーを装着して新たな身体能力を手に入れるなど、その技術は日々深化しつつある。そのとき人間の創造力は従来の「身体」という物理的な制約から解放されるのかもしれない。今回、サイボーグ技術開発者であるメルティンMMI代表取締役・粕谷昌宏による最先端のサイボーグ技術とビジョンの紹介をきっかけに、新たな「身体」としてのサイボーグ技術がもたらす意識変容について、人文学の視点から議論する。


インド・日本・ギリシアの哲学から考察

今後、私たちの身体の一部が機械化され、自身のコピーとなるアバターロボットなどが登場する時、「サイボーグに魂はあるのか」「人間とはいったい何者なのか」という根源的な問いが浮かんでくる。
この問いをひもとくために、人文学視点として古代ギリシア哲学から「社会になじむための自律機械のあり方」を探究する松浦和也氏(東洋大学文学部哲学科准教授)、インド哲学・仏教学から「インド思想の観点から自律機械・AIをどう評価できるか、そもそも評価は可能か」を探求する加藤隆弘氏(東京大学大学院人文社会系研究科 准教授)、日本倫理思想史からは「日本人の生きる拠り所」について研究する岡田大助氏(江戸川大学基礎・教養教育センター准教授)を迎える。これまで近代西洋社会で主流となってこなかった視点から、科学技術によって生み出された新たな他者としての「サイボーグ」の登場が突き付ける「生身の人間の役割」、そして死生観の変容について考える。

【登壇者】

スピーカー:粕谷昌宏氏(メルティンMMI代表取締役)

スピーカー:松浦和也氏(東洋大学文学部哲学科准教授・ギリシア哲学)
スピーカー:加藤隆弘氏(東京大学大学院人文社会系研究科准教授・インド哲学・仏教学)
スピーカー:岡田大助氏(江戸川大学基礎・教養教育センター准教授・日本倫理思想史)
コメンテーター:佐倉統(東京大学大学院 情報学環 教授・科学技術社会論)
ファシリテーター:塚田有那(編集者・キュレーター)

シリーズ「混沌(カオス)を生きる」

https://www.academyhills.com/note/report/2020/201020.html

パンデミック、頻発する自然災害の猛威は、人類のこれまでの生存領域を脅かしつつある。科学技術を発展させることで物質的な豊かさを追求してきた人類は、いま自然界から猛烈なフィードバックを受けている。人工知能(AI)の登場により、道具であったはずの科学・技術は、我々の個人情報を知りつくした新たな他者になるかもしれない。デジタル監視社会が浸透するリスクに対して、いかに対処すべきか?いま、近代以降に築いてきた科学技術に対する価値観はもちろん、生命や自然に対する価値観を根源から見直す時が来ている。多様な生命体と共生するための対話力とリーダーシップが求められているのではないだろうか。本企画では、ライフスタイル、社会規範/法制度、都市などについて、科学・人文思想・文化といった多様な分野の識者、そして新しい技術開発に取組むテック系起業家との議論を通じて、人類のありうべき姿、そして社会を再設計する。

筑波大学人文社会系の教員(助教もしくは准教授、常勤)の公募について

筑波大学より人文社会系教員公募が出ております。

詳しくは下記HPです。
http://www.tsukuba.ac.jp/update/jobs/pdf/2020/202011171607.pdf

2020年11月20日

日本学術会議哲学委員会の提言/公開シンポジウムのお知らせ

日本学術会議哲学委員会より、提言と公開シンポジウムについてのお知らせです。

本年8月4日には、哲学委員会の「いのちと心を考える分科会」ではゲノム編集の生殖利用に関する提言を発出しました。

<提言>
提言「人の生殖にゲノム編集技術を用いることの倫理的正当性について」
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/kohyo-24-t292-5-abstract.html
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-t292-5.pdf

また、令和2年12月5日(土)にシンポジウムが下記の通り開催されています。
<シンポジウムのご案内>

【開催案内】公開シンポジウム

 「身体・社会・感染症―哲学・倫理学・宗教研究はパンデミックをどう考え

 るか―」

--------------------------------------------------------------------■

【主催】日本学術会議哲学委員会

【共催】日本哲学系諸学会連合、日本宗教研究諸学会連合

【日時】 令和 2年12月5日(土) 13:30~17:00

【場所】オンライン

【参加費】 無料

【定員】300人

【事前申込み】要 

 http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/link/295-s-1205_link_1.html

【開催趣旨】

  イタリアの作家パオロ・ジョルダーノは次のように書いている。

  「すべてが終わった時、本当に僕たちは以前とまったく同じ世界を再現し

 たいのだろうか」。

  コロナウイルスが第一に蝕むのは我々の身体だが、それを通じて、社会も

 大きく蝕まれる。今回のパンデミックは、新自由主義とグローバリズムの限

 界を露呈したと言われている。また、我々の社会が抱える根本的な不正義と

 脆弱性も露わになってきた。身体をもって社会に住まう我々という存在のす

 べてのレベルにコロナウイルスは影響を与えた。パンデミックについて、人

 間とは何かを問い続けてきた哲学・思想は何を語りうるのかが問われている。

  また、パンデミックの「終息」と経済・社会・教育活動の「再開」という

 言説は、「もとにもどる」のが望ましいのだという前提を隠しもっている。

 それでいいのか。もとにもどることを期待するのではなく、パンデミック後

 (あるいは永遠に続くパンデミック中)の生き方と社会のあり方はどのよう

 なものであるべきかをあらためて考えること、それこそが思想・哲学がなす

 べきことである。

  パンデミックにともなって生じたさまざまな問題のうち、既存の哲学的枠

 組みで掬い取れるものを扱う、というやり方ではなく、哲学思想研究のやり

 方や枠組みじたいを変えていく必要もあるかもしれない。本シンポジウムを

 「パンデミック後の世界」の理念をともに構想する第一歩としたい。

【プログラム】 http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/295-s-1205.html

【問い合わせ先】

 日本宗教研究諸学会連合事務局

 メールアドレス: jfssr20084*gmail.com (*を@に変更)

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