The Japanese Society for Ethics

第60回大会(2009年度・於南山大学)プログラム・会場案内

第60回大会を下記の要領で開催します。皆様のご参加をお待ちしています。内容の詳細などは、9月中旬にお届けしました大会報告集をご覧ください。


1 期日 2009年10月16日(金)~18日(日)
2 会場 南山大学 名古屋キャンパス B棟・C棟(交通アクセス
3 日程 下のプログラムをご参照ください。
     大会プログラム・会場案内はこちらからダウンロード(PDFファイル)できます(ワークショップ会場教室の変更にご注意ください)。
4 参加について 非会員の大会参加も可能です。申し込み手続きは不要です。その際は大会当日受付にて『大会報告集』を500円で購入していただきます。
5 懇親会について 懇親会の会費は5,000円を予定しています。
6 昼食について 会報1号同封のはがきにて予約された方にのみ、販売いたします(予約締切済)。
7 その他 レジュメなどの配布物のコピーや、タクシー・宿泊等の手配は、大会開催校および事務局校の負担能力を超えますので、各自でお願いいたします。
      南山大学の校内は全面禁煙です。ただし、B棟の野外に一個所喫煙場所ありますので、喫煙される方は、必ず決められた場所で喫煙してください。


* 第 6 0 回 大 会 プ ロ グ ラ ム *


10月16日(金) ワークショップ 18時00分~20時00分 (B棟)

1. 初等・中等教育に対する倫理学の貢献可能性
  (*新田孝彦、*桑原直己、高木哲也、土屋陽介、山田圭一、村瀬智之/B44教室)
2. 環境プラグマティズムの批判的検討
  (*蔵田伸雄、寺本 剛、吉永明弘/B45教室)
3. 教養教育としての倫理学(倫理学系科目)において、何をどう教えるのがよいか
  (*田村公江、菊地建至/B21教室に変更
4. 生と責任をめぐって—現象学的倫理学の現在—
  (*吉川孝、横地徳広、池田 喬、武内 大/B47教室)

*印は責任者。


10月17日(土) 自由課題発表 9時00分受付開始、9時30分開会 (B棟)

★第1会場 (B44教室・司会:小野原雅夫)
9:30-10:10 西田雅弘  カントにおける世界市民主義の道徳的様相
             -『人間学』と遺稿Nr.1524を手がかりに-
10:20-11:00 小谷英生  カントの政治概念、その理論的な背景および実践的有効性について
11:10-11:50 田原彰太郎 「普遍化可能性」はカント倫理学の基軸でありうるか

★第2会場 (B45教室・司会:樽井正義)
10:20-11:00 平田俊博  裁判員制度と死刑制度
11:10-11:50 中澤 武  ドイツの「時間政策」の論理と「ワーク・ライフ・バランス」の倫理

★第3会場 (B46教室・司会:戸島貴代志)
10:20-11:00 土屋靖明  ベルクソンにおける汎神論的思想と原始宗教的世界観
             -神と神的なるもの-
11:10-11:50 豊岡めぐみ デカルトにおける情念と感覚表象の関係

★第4会場 (B47教室・司会:山田忠彰)
10:20-11:00 紺野茂樹  エヴリン・フォックス・ケラーの反二元論的エピステモロジー
             -「ダイナミックな自立性」および「客観性」概念を中心に-
11:10-11:50 保坂直人  個の自律的変容に向けた新たな視点
             -アルベルト・メルッチ アイデンティティ論の検討-

★第5会場 (B21教室・司会:氣多雅子)
10:20-11:00 原崎道彦  エルンスト・マッハにおける東洋体験
11:10-11:50 平田一郎  テイラーにおける世俗性と近代

★第6会場 (B22教室・司会:伊藤 益)
10:20-11:00 阿保知華  和辻思想の先駆的実践者としての二宮尊徳
11:10-11:50 小西達也  久松真一における宗教と哲学の一体性について


10月4日(土) 主題別討議 13時30分~16時30分 (B棟)

■第1会場 (B21教室) 自由意志の可能性
実施責任者 宇佐美公生
近藤智彦  ストア派の三つの顔
柴田正良  幻想としての自由意志と責任の帰属可能性
美濃 正  「自由意志」、ミニマムの自由、責任

■第2会場 (B22教室) 「アリストテレスの徳倫理学」に望みはあるか
実施責任者 篠澤和久
中畑正志  アリストテレスの言い分 ―倫理的な知のあり方をめぐって―
土橋茂樹  アリストテレス離れの度合 ―古典的徳倫理学の受容と変遷―
都築貴博  近代道徳哲学と徳倫理学 ―ウィリアムズの所論を踏まえて―

■第3会場 (B31教室) 日常と偶然 ― 和辻vs九鬼
実施責任者 竹内整一
田中久文  日常性の深みをどうとらえるか? ―― 和辻・九鬼・西田
宮野真生子 九鬼哲学における「日常」と「偶然」
森 一郎  人間関係の網の目は、為すすべないものなのか ――日常と偶然
片山洋之介 総括コメント


10月4日(土) 会員総会 16時40分~17時30分 (B11教室)

・議長選出
・会長挨拶
・次年度科学研究費配分委員候補者選挙
・平成20年度決算及び監査報告
・平成21年度予算
・一般会務報告
・和辻賞選考結果報告
・第61回大会開催校について(開催校代表挨拶)
・その他


10月4日(土) 懇親会 18時00分~19時30分 (C1(1syoku))


10月18日(日) 自由課題発表 9時00分受付開始、9時30分開会 (B棟)

★第1会場 (B44教室・司会:八幡英幸)

9:30-10:10 藤尾靖彦  「幸福に相応しい」ということと恩寵
             -カントにおける最高善の可能性を巡って-
10:20-11:00 木村恵子  「道徳性」の叙述としての「関心」概念の働き
11:10-11:50 大森一三  カントにおける宗教と文化の関係について

★第2会場 (B45教室・司会:伊勢田哲治)
9:30-10:10 金光秀和  技術的人工物の道徳性 -技術をめぐる新たな倫理学的考察-
10:20-11:00 堀井泰明  なぜ人はケアするのか -看護倫理の基底をめぐって-
11:10-11:50 御子神隆也 生命の尊厳の基礎づけに関する一考察

★第3会場 (B46教室・司会:坂下浩司)
9:30-10:10 吉武光雄  プラトン『メノン』における知識の条件としてのαἰτίαの意味
10:20-11:00 三浦太一  魂は何に似ているか?
             -プラトン『パイドン』魂不死論証における「親近性の議論」の再評価-
11:10-11:50 佐良土茂樹  アリストテレス『ニコマコス倫理学』におけるエウダイモニア論


★第4会場 (B47教室・司会:成田和信)
9:30-10:10 星川道人  意志の弱さはいかにして不可能か
10:20-11:00 内藤宏樹  人格同一性 -理由と行為主体-
11:10-11:50 鶴田尚美  不死と退屈 -ウィリアムズの議論から-

★第5会場 (B21教室・司会:藤野 寛)
9:30-10:10 川野美玲  ニーチェ『悲劇の誕生』における「根源的一者 das Ur-Eine」について
10:20-11:00 庄子 綾  無言の歴史としての啓蒙
11:10-11:50 見附陽介  今日の疎外論 -「我有化(Aneignung)」概念の可能性について-

★第6会場 (B22教室・司会:高橋文博・勢力尚雅)
9:30-10:10 杉本耕一  道元の「行」と田辺元の「行為」
10:20-11:00 木澤 景  「臨終」とはいかなる時節か -『往生要集』の臨終の行儀-
                          (以上、司会:高橋文博)
11:10-11:50 萬屋博喜  行為の原因と慣習の原理 -ヒューム的観点から-
                          (以上、司会:勢力尚雅)

10月18日(日)共通課題 「死生観」  13時00分~17時00分 (B11教室)

13:00-13:05 窪田高明  共通課題実行委員会から趣旨・方法の説明
13:05-13:30 川井博義  生死をめぐる連続と断絶 ―『萬葉集』のうたを通じて―
       (要点確認の簡単な質疑5分)
13:35-14:00 田坂さつき 死生の現場における問答 ―古代ギリシアの哲学から―
       (要点確認の簡単な質疑5分)
14:05-14:30 関根清三  生の贈与と死にまつわる罪責 ―ヘブライズムの場合―
       (要点確認の簡単な質疑5分)
14:35-14:55 中岡成文  特定質問
       (提題者からの回答15分)
15:10-15:20 休憩
15:20-17:00 全体討議(司会:清水 哲郎)

※Web用に一部修正してあります。および、敬称は略してあります。