第62回大会を下記の要領で開催します。皆様のご参加をお待ちしています。内容の詳細などは、8月下旬に会員諸氏にお届けする『大会報告集』をご覧ください。
1 期日 2011年9月30日(金)~10月2日(日)
2 会場 富山大学 五福キャンパス
3 日程 下のプログラムをご参照ください。
大会プログラム・会場案内はこちらから(PDF:677KB)
4 参加について 非会員の方も参加可能です。申し込み手続きは不要です。
大会当日受付にて『大会報告集』を500円で購入してください。
5 懇親会について 懇親会の会費は6,000円を予定しています。
6 昼食について 大学構内の食堂が営業しています(11:30-13:30)。
7 その他 レジュメなどの配布物のコピーや、タクシー・宿泊等の手配は、各自でご用意ください。
9月30日(金) 特別企画 17時00分~19時00分 (共通教育棟C11教室) |
東日本大震災・福島第一原発事故関連 特別企画
倫理学(の研究者)は震災・原発事故にどう向き合えるのか、
何ができ/できないのか
(*川本隆史、高橋久一郎、直江清隆、水谷雅彦)
*印は責任者。
9月30日(金) ワークショップ 19時00分~21時00分 (共通教育棟) |
1. 初等・中等教育に対する倫理学の貢献可能性
(*新田孝彦、*桑原直己、中富清和、富山県高校公民科教員団、木阪貴行/A21教室)
2. J.S.ミルの Stationary State における人間と社会
-持続可能性の経済学-倫理学-心理学-
(*神崎宣次、樫本直樹、山本圭一郎/A23教室)
3. 組織・制度・経済からみる「ケア」
(*紀平知樹、大北全俊、浜渦辰二/A31教室)
*印は責任者。
10月1日(土) 自由課題発表 9時50分受付開始、10時20分開会 (共通教育棟) |
★第1会場 (C11教室・司会:山本與志隆)
10:20-11:00 田鍋 良臣 ハイデッガーの友情論的考察
11:10-11:50 廣田 智子 ハイデガーにおける自己と他性の生成
★第2会場 (A31教室・司会:篠澤和久)
10:20-11:00 立花 幸司 アリストテレス倫理学における「教育」の問題と意義
11:10-11:50 木島 泰三 スピノザにおける決定論的行為者因果説
★第3会場 (D21教室・司会:桑原直己)
10:20-11:00 宮島 光志 主観的幸福のドグマと幸福度指標の逆説性
-カント倫理学は試金石に耐えうるか?-
11:10-11:50 平田 俊博 道徳教育の人権論的基礎づけ
★第4会場 (A21教室・司会:安彦一恵)
10:20-11:00 永守 伸年 制度のなかの善意 -信頼概念の検討-
11:10-11:50 林 晃紀 われわれは、どこまで道徳法則に忠実であるべきか
★第5会場 (A23教室・司会:屋良朝彦)
10:20-11:00 藤尾 靖彦 リスク、不確実性、予防原則
-仮想的回顧の構想による予防原則の倫理学的意義-
11:10-11:50 太田 和彦 環境思想における価値多元論と排他性の検討
-キャリコット、ノートンを参考に-
10月1日(土) 主題別討議 13時30分~16時30分 (共通教育棟) |
■第1会場 (C11教室) カント倫理学と現代
実施責任者 新田 孝彦
檜垣 良成 動機論としてのカント倫理学
小野原雅夫 カント倫理学の魅力と限界
勝西 良典 定言命法と現実への適用の問題
-応用倫理学におけるカント主義の可能性-
■第2会場 (A21教室) 病と健康
実施責任者 森下 直貴
細見 博志 病気/健康の規範性と「自然治癒力」
松田 純 医療による願望実現
津田 雅夫 「もの」と「病」――「養生」をめぐって
■第3会場 (D21教室) 修養という思想
実施責任者 高橋 文博
頼住 光子 日本仏教における修行と修養
-中世禅宗と近世禅宗に着目して-
魚住 孝至 日本における「修養」の思想
-思想的背景の考察と武道における修養のあり方-
長野 美香 近代日本における修養と信仰
-内村鑑三の「修養」論から-
10月1日(土) 会員総会 16時40分~17時30分 (共通教育棟C21教室) |
・開会宣言
・議長選出
・会長挨拶
・次年度科学研究費配分委員候補者選挙
・平成22年度決算と監査報告
・平成23年度予算
・一般会務報告
・和辻賞選考結果報告
・第63回大会開催校代表挨拶
・第63回大会共通課題テーマ関連報告
・その他
・閉会宣言
10月1日(土) 懇親会 18時30分~20時00分 (富山県民会館8階宴会場) |
10月2日(日) 自由課題発表 9時00分受付開始、9時30分開会 (共通教育棟) |
★第1会場 (C11教室・司会:伊藤益)
09:30-10:10 加藤みち子 日本思想史における聖仏教の倫理的意義
-唯心浄土思想の中世から近世における展開を手がかりに-
10:20-11:00 佐野 太郎 他力思想を通して見る日本近代の「自己意識」
-清沢満之「根本撞着」論の検討を通して-
11:10-11:50 劉 静瑜 自己と他者の出会う場所としての倫理
-和辻哲郎と九鬼周造を中心に-
★第2会場 (A31教室・司会:中岡成文、船木亨)
09:30-10:10 玉田龍太朗 フィヒテの言語論における衝動の問題
10:20-11:00 石川 洋子 共同知を目指して -『精神現象学』「良心」の解釈から-
11:10-11:50 居永 正宏 生きられる身体における自由
-ベルクソンとメルロ=ポンティの身体論から-
★第3会場 (D21教室・司会:加藤泰史)
09:30-10:10 扇 玲子 崇高なものの分析論 -数学的崇高から力学的崇高へ-
10:20-11:00 小谷 英生 自然の摂理、歴史、理性をもつこと
-カントの『普遍史の理念』再考-
11:10-11:50 松本 大理 カントの方法的独我論とコミュニケーション的理性
★第4会場 (A21教室・司会:柘植尚則)
09:30-10:10 遠藤 耕二 ジョン・ロックの人格論における意識と「同一性(identity)」の根拠の問題
10:20-11:00 重永 哲也 ストローソンを擁護する
11:10-11:50 杉本 俊介 サミュエル・シェフラーにおける道徳の優越性について
★第5会場 (A23教室・司会:樫則章)
09:30-10:10 浅野 幸治 P・シンガーの「援助する義務」論
10:20-11:00 西田 晃一 臓器移植の所有論的問題 -臓器は誰のものであり、どう扱うべきか-
11:10-11:50 栗山 雅俊 ジャーナリズムの「プロフェッション」構築に向けて
-北米圏の専門職倫理研究に焦点を当てて-
10月2日(日)共通課題 「幸福」 13時00分~17時00分 (黒田講堂) |
13:00-13:15 大庭 健 司会者による課題の確認
荻原 理
13:15-13:45 成田 和信 幸福に関する快楽主義
-「豚の哲学」批判をめぐって-
(要点確認の簡単な質疑5分)
13:50-14:20 藤村安芸子 有徳と幸福の関係をめぐって
-日本の倫理思想をふまえて-
(要点確認の簡単な質疑5分)
14:25-14:55 御子柴善之 「幸福」という問題
-カント徳義務体系における幸福の位置-
(要点確認の簡単な質疑5分)
15:00-15:25 パネル討論(司会者と提題者の間の討論)
15:25-15:40 休憩
15:40-17:00 全体討論