The Japanese Society for Ethics

第63回大会(2012年度・於日本女子大学)プログラム・会場案内

第63回大会を下記の要領で開催します。皆様のご参加をお待ちしています。内容の詳細などは、9月上~中旬に会員諸氏にお届けする『大会報告集』をご覧ください。


1 期日 2012年10月12日(金)~10月14日(日)
2 会場 日本女子大学 目白キャンパス
3 日程 下のプログラムをご参照ください。
4 参加について 非会員の方も参加可能です。申し込み手続きは不要です(『大会報告集』は500円で販売いたします)。
5 懇親会について 懇親会の会費は5,000円を予定しています。
6 昼食等について 12日(金)・13日(土)は大学構内の食堂・コンビニが営業していますのでご利用ください。14日(日)は大学構内の食堂・コンビニは営業していません。昼食等は各自ご用意ください。
7 その他 レジュメなどの配布物のコピーや、タクシー・宿泊等の手配は、各自でご用意ください。


* 第 6 3 回 大 会 プ ロ グ ラ ム *


10月12日(金) ワークショップ 18時30分~20時30分 (新泉山館)

1. デジタルマッピングの倫理――地理学と倫理学の観点から(会議室1・2)
(実施責任者:吉永明弘/提題者:吉永明弘、鈴木晃志郎/コメンテーター:神崎宣次)
2. 初等・中等教育に対する倫理学の貢献可能性(会議室3・4)
(実施責任者:桑原直己、新田孝彦/提題者:桑原直己、小林孝、木阪貴行)
3. 科学技術文明史と倫理(大会議室)
(実施責任者:今村純子、丹波博紀/提題者:丹波博紀、今村純子、黒住真、最首悟)

10月13日(土) 自由課題発表 9時50分受付開始、10時20分開会 (新泉山館)
★第1会場 (会議室1 / 司会:濱岡剛)
10:20-11:00 茶谷 直人  アリストテレスにおける愛の帰一性
11:10-11:50 加藤 喜市  アリストテレス倫理学における快苦と性向
★第2会場 (会議室2 / 司会:篠澤和久)
10:20-11:00 木村 競   避難行動者が形成する社会――片田敏孝氏の避難三原則とセルフ・ヘルプ・グループ――
11:10-11:50 高木 哲也  作ってはいけないものは、作ってはいけないのだ~原発と倫理教育~
★第3会場 (会議室3 / 司会:古東哲明)
10:20-11:00 神谷 健   善への意志と〈開け〉としての自由――ハイデガーの「洞窟の比喩」解釈に寄せて
11:10-11:50 瀧 将之   原行為、後退すること、どうでもいいと思うこと――ハイデガー『哲学入門』講義における「有るがままに=存在させること(Seinlassen)」について
★第4会場 (会議室4 / 司会:田村公江)
10:20-11:00 馬場 智一  「イリヤ」概念の哲学的射程
11:10-11:50 土佐 巌人  ラカン理論におけるランガージュの機能と、アルチュセールにおける「正しさ」についての比較

10月13日(土) 主題別討議 13時30分~16時30分 (百年館)
■第1会場 (百年館302)ライプニッツと現代
実施責任者 佐々木能章
長綱 啓典  もうひとつの「最善」――ライプニッツの公共の福祉論――
加藤 泰史  オプティミズムとカタストローフの哲学――「自然倫理学」の構想に向けて――
伊豆藏好美  現代に可能なオプティミズムはライプニッツ的たり得るか
■第2会場 (百年館207)仏教思想の倫理的可能性
実施責任者 頼住 光子  総括質問者 倉澤 幸久
山本 伸裕  仏教と倫理~「他力」に基づく「倫理」のありようを考える~
側瀬  登  「四摂事」の倫理的性格――道元の解読を中心として――
斎藤  明  複人称の倫理学――仏教的行為論の性格をめぐって――
■第3会場 (百年館206) 原発事故について倫理学は何が言えるか
実施責任者 直江 清隆
福永 真弓  被害者の「声」から不正義を捉える――環境正義の射程をめぐって
寺本  剛  原発事故処理労働の根本的不正義と実現可能な正義
本田康二郎  世間・社会・原発 ――科学知識は誰のものか
10月13日(土) 会員総会 16時40分~17時30分 (成瀬記念講堂)
・開会宣言
・議長選出
・会長挨拶
・評議員選挙終了宣言
・次年度科学研究費配分委員候補者選挙
・平成二十三年度決算及び監査報告
・平成二十四年度予算
・一般会務報告
・学会費見直し提案
・和辻賞選考結果報告
・次期事務局校代表挨拶
・第六十四回大会開催校代表挨拶
・第六十四回大会共通課題テーマ関連報告
・その他
・閉会宣言

10月13日(土) 懇親会 18時00分~19時30分 (桜楓2号館)

10月14日(日) 自由課題発表 9時00分受付開始、9時30分開会 (百年館)
★第1会場 (百年館202 / 司会:氣多雅子)
9:30-10:10 蓮沼 直應  鈴木大拙の「即非の論理」における人間理解
10:20-11:00 立花 史   詩人の愛に叶わんとして――『マラルメ覚書』における死の哲学――
11:10-11:50 奧波 一秀  丸山眞男における音楽と思想史――「フルトヴェングラー」をどう読んだか?
★第2会場 (百年館203 / 司会:土橋茂樹)
9:30-10:10 寺川 泰弘  ヨアンネス・クリマクスにおける「ヘシュカストの祈りとは何か」について
10:20-11:00 松村 良祐  自己愛のパラドックス――トマス・アクィナスにおける自己愛と他者愛――
11:10-11:50 桑原光一郎  パッチィのマリア・マグダレーナにおける霊的婚姻と倫理的変容――神秘霊性と倫理的態度変容の関連についての一考察――
★第3会場 (百年館204 / 司会:平木幸二郎)
9:30-10:10 山蔦 真之  賢さと道徳性は対立するか?――カント倫理学における共通の根源――
10:20-11:00 池松 辰男  習慣と狂気――ヘーゲルにおける意識の生成――
11:10-11:50 梅田 孝太  ニーチェの「自由」の心理学――『曙光』における「権力感情」論によせて――
★第4会場 (百年館304 / 司会:樽井正義)
10:20-11:00 中村 信隆  応報主義と人格間の相互尊重――応報的刑罰に関するJ・ハンプトンの議論を手掛かりに――
11:10-11:50 浅野 幸治  T・ポッゲの世界正義論とJ・ロールズの『万民の法』
★第5会場 (百年館305 / 司会:藤野寛)
10:20-11:00 見附 陽介  多文化主義から身体の多元論へ――身体の承認と「障害」――
11:10-11:50 佐々木 拓  依存症と自由意志:近年の依存症道徳哲学の検討
10月14日(日)共通課題 「震災と倫理――絆・死別・物語りをめぐって」 13時00分~17時00分 (成瀬記念講堂)
司会者:金井淑子、川本隆史   統括質問者:田島正樹、高橋久一郎

13:00-13:15 実行委員による課題の確認
13:15-13:45 福嶋  揚  原発震災と倫理――キリスト教研究の視点から
  (司会者による要点確認とリプライ 5分)
13:50-14:20 宮野真生子  死と実存協同――無常を超えて偶然を生きる
  (司会者による要点確認とリプライ 5分)
14:25-14:55 鷲田 清一  東北の震災と「倫理学」
  (司会者による要点確認とリプライ 5分)
15:00-15:15 休憩
15:15-15:45 総括質問(高橋久一郎・田島正樹)
15:45-16:00 発題者のリプライ
16:00-17:00 全体討議