第64回大会を下記の要領で開催します。皆様のご参加をお待ちしています。内容の詳細などは、『大会報告集』をご覧ください。
1 期日 2013年10月4日(金)~10月6日(日)
2 会場 愛媛大学 城北キャンパス
3 日程 下のプログラムをご参照ください。
4 参加について 非会員の方も参加可能です。申し込み手続きは不要です(『大会報告集』は500円で販売いたします)。
5 懇親会について 懇親会の会費は5,000円を予定しています。
6 昼食等について 4日(金)・5日(土)は大学構内の食堂が営業していますのでご利用ください。6日(日)は大学構内の食堂にて弁当販売がございます(売り切れ次第終了)。
7 その他 レジュメなどの配布物のコピーや、タクシー・宿泊等の手配は、各自でご用意ください。
10月4日(金) ワークショップ 18時30分~20時30分 (共通教育講義棟) |
1. アリストテレスと徳倫理学の可能性(33番講義室)
(実施責任者:立花幸司/提題者:相澤康隆、稲村一隆、立花幸司)
2. 初等・中等教育に対する倫理学の貢献可能性(34番講義室)
(実施責任者:木阪貴行、桑原直己、新田孝彦/提題者:高田悟、胤森裕暢、桑原直己)
3. 東日本大震災から学ぶ(1) 「女・こどもの倫理」(32番講義室)
(実施責任者:高橋久一郎/提題者:米田祐介、福永真弓)
10月5日(土) 自由課題発表 9時00分受付開始、9時30分開会 (共通教育講義棟) |
9:30-10:10 小井沼広嗣 イエナ期ヘーゲルの実践哲学における「主体性の原理」
10:20-11:00 能登谷美佳 初期シェリング哲学における「自我」――分裂の超克
11:10-11:50 浅野 貴彦 共苦と救済─シェーラーとショーペンハウアーにおける苦悩の意味─
★第2会場 (32番講義室 / 司会:宮野真生子)
9:30-10:10 脇 崇晴 清沢満之の他力門哲学における阿弥陀仏
10:20-11:00 杉本 耕一 清沢満之を手引きとした『善の研究』の宗教哲学的立場の解明――西田における「哲学」と「宗教」
11:10-11:50 名和 達宣 西田幾多郎の「宗教論」における罪悪の問題―親鸞思想への共鳴を通して
★第3会場 (33番講義室 / 司会:蔵田伸雄)
9:30-10:10 白川 俊介 リベラリズム・コミュニタリアニズム・世代間正義――将来世代に対する義務の哲学的基盤に関する若干の考察――
10:20-11:00 杉本 俊介 進化ゲームとしての「合意による道徳」:Why Be Moral?問題におけるアモラリストへの答え
11:10-11:50 江口 聡 幸福の心理学研究に対して倫理学者はどう反応すべきか
★第4会場 (34番講義室 / 司会:品川哲彦)
9:30-10:10 安井 絢子 ケアの倫理は徳倫理学の一部か――ノディングスのケア理論とハーストハウスの徳倫理学との比較を通して――
10:20-11:00 佐藤 靜 ケアする責務と依存理論――ヴァルネラビリティへの応答責任をめぐって
11:10-11:50 早川 正祐 行為者性を捉えなおす――「気にかかる」というケアの様態から
10月5日(土) 主題別討議 13時30分~16時30分 (共通教育講義棟) |
実施責任者 藤田 正勝
森下 直貴 近代日本倫理学の<眼差し>――複雑性に耐えうる思考を求めて
中野 敏男 近代日本における倫理学の陥穽――戦争責任論と帝国日本の倫理学
安彦 一恵 後発近代思想の一典型としての三木哲学
■第2会場 (31番講義室)倫理学における自然の位置づけ
実施責任者 神崎 宣次
高畑 祐人 アンゲーリカ・クレプスの自然倫理学構想
佐藤 岳詩 エンハンスメント論争における自然
■第3会場 (23番講義室) ヒューム:「言語」、「動機」、「一般的観点」
実施責任者 矢嶋 直規
勢力 尚雅 ヒュームにおける想像力と言語の可能性とその実践―「懐疑主義」と「寛容な対話」はどのようにつながっているのか―
中村 隆文 ヒューム主義的行為者モデルの擁護可能性――間接情念およびその快楽主義の分析を通じて――
林 誓雄 ヒュームの一般的観点、再考
10月5日(土) 会員総会 16時40分~17時30分 (グリーンホール) |
・議長選出
・会長挨拶
・平成二十四年度決算及び監査報告
・平成二十五年度予算
・一般会務報告
・会則・応募要領等の変更について
・和辻賞選考結果報告
・第六十五回大会開催校代表挨拶
・第六十五回大会共通課題テーマ関連報告
・その他
・閉会宣言
10月5日(土) 懇親会 17時50分~19時50分 (大学会館) |
10月6日(日) 自由課題発表 9時00分受付開始、9時30分開会 (共通教育講義棟) |
9:30-10:10 藤谷 正太 ジンメル流行論における生の時間性と現代
10:20-11:00 上田圭委子 「人間は、人間である限り、神の近くに住む」――ハイデガー『ヒューマニズム書簡』における根源的倫理についての一試論――
11:10-11:50 古澤 典也 何が理解されるのかという決定―解釈学の倫理的含意―
★第2会場 (32番講義室 / 司会:魚住孝至)
10:20-11:00 上野 太祐 世阿弥の「感」をめぐる考察――なぜ「無心の感」なのか――
11:10-11:50 杜 文強 石田梅岩における「教え」の位相―「教え」を説く行為の思想的意味を通して―
★第3会場 (33番講義室 / 司会:水谷雅彦)
10:20-11:00 ムフタル・アブドゥラフマン 『幸福を与える智慧』における倫理思想―ウイグル倫理思想の国家論的基礎付け―
11:10-11:50 酒井健太朗 実践における知性――アリストテレス『ニコマコス倫理学』Z-H巻における個と普遍の観点から――
『大会報告集』および会報第2号に掲載いたしました酒井健太朗さんのご発表題目に間違いがありました。おわびして訂正いたします。
★第4会場 (34番講義室 / 司会:児玉聡)
10:20-11:00 久保田さゆり 動物のニーズのもつ道徳的重要性について
11:10-11:50 土屋 貴志 事例研究と倫理学
★第5会場 (23番講義室 / 司会:片山洋之介)
9:30-10:10 土屋 靖明 ベルクソンにおける汎神論を巡る議論について
10:20-11:00 田島樹里奈 『判断力批判』の「ポリティックス」と「エコノミー」の問題――デリダ「エコノミメーシス」を中心に
11:10-11:50 小手川正二郎 レヴィナスにおける「倫理」の意味――レヴィナスは「他者への暴力」を批判したのか
10月6日(日)共通課題 「倫理学は生き方の指針を与えることができるのか」 13時00分~17時00分 (グリーンホール) |
奥田 太郎「当事と他事の間で生き方を問う倫理学」
平山 洋「名分を競えば殺戮となる」
寺田 俊郎「共同の哲学的探究としての倫理学」
司会者 高橋 文博 ・ 蔵田 伸雄