第65回大会を下記の要領で開催します。皆様のご参加をお待ちしています。内容の詳細などは、『大会報告集』をご覧ください。
1 期日 2014年10月3日(金)~10月5日(日)
2 会場 一橋大学 国立東キャンパス
3 日程 下のプログラムをご参照ください。
4 参加について 非会員の方も参加可能です。申し込み手続きは不要です(『大会報告集』は500円で販売いたします)。
5 懇親会について 懇親会の会費は5,000円を予定しています。
6 昼食等について 国立駅周辺のコンビニ・飲食店等をご利用ください。
7 その他 レジュメなどの配布物や、タクシー・宿泊等については、各自でご用意ください。
10月3日(金) ワークショップ 18時30分~20時30分 (東1号館) |
1. 徳倫理学ワークショップ2 翻訳と展望(1301教室)
(実施責任者:立花幸司/提題者: 土橋茂樹、古牧徳生、児玉聡)
2. 初等・中等教育に対する倫理学の貢献可能性(1302教室)
(実施責任者:木阪貴行/提題者:澤田浩一、山本智也、山中弘)
3. 倫理学はいかにして人々の心に響きうるか:現代の「日常的生」に対する倫理学の可能性(1303教室)
(実施責任者:小濵聖子/提題者:荒谷大輔、佐々木雄大、板東洋介)
4. 東日本大震災から見えてきたこと(2)――女・こどもの倫理(2)(1304教室)
(実施責任者:高橋久一郎/提題者:廣本由香、金井淑子、高橋久一郎)
10月4日(土) 自由課題発表 9時00分受付開始、9時30分開会 (東1号館) |
★第1会場 (1401番教室 / 司会:佐藤岳詩)
9:30-10:10 吉沢 文武 害に関する比較説と非比較説―評価の要素と順序―
10:20-11:00 三ツ野陽介 偶然性と物語 ――物語論的観点からの道徳的運についての考察
11:10-11:50 長門 裕介 人生の意味におけるナラティブ説の射程 ―反総和主義からいかに離れるか
★第2会場 (1402番教室 / 司会:竹内綱史)
9:30-10:10 川野 美玲 『悲劇の誕生』における「形而上学的意味Bedeutsamkeit」について
10:20-11:00 加藤 之敬 『人間的な、あまりに人間的』と『曙光』におけるニーチェの道徳をめぐる考察の差異―「あらゆる価値の価値転換」を理解するための補助線として―
11:10-11:50 今崎 高秀 『ツァラトゥストラかく語りき』における永遠回帰とその克服の問題
★第3会場 (1403番教室 / 司会:越智貢)
9:30-10:10 横山 陸 マックス・シェーラーにおける愛の現象学的分析について
10:20-11:00 廣田 智子 固有なものへの回帰 ―異質なものへと開かれるために―
11:10-11:50 津田 良生 ハイデガーの「メタ存在論」 概観と本質研究
★第4会場 (1404番教室 / 司会:渋谷治美)
9:30-10:10 見附 陽介 自由と身体――カント倫理学の社会化に関する地理学的批判を通じて
10:20-11:00 守 博紀 社会変革の問題に受動性を位置づける――自由をめぐるアドルノの思考の検討を通して
11:10-11:50 徳地 真弥 アクセル・ホネットの承認概念の転回―認知的枠組みから規範的プラグマティックな枠組みへ
★第5会場 (1405番教室 / 司会:水谷雅彦)
10:20-11:00 栗山 雅俊 研究倫理再構築の可能性―STAP細胞疑惑を事例として
11:10-11:50 石崎 恵子 宇宙開発を題材とする倫理学研究の意義について
★第6会場 (1406番教室 / 司会:清水正之)
10:20-11:00 森 新之介 慈円『愚管抄』の政治倫理とその想定読者
11:10-11:50 長谷川 徹 兼好法師の無常観における時間意識
10月4日(土) 主題別討議 13時30分~16時30分 (東1号館) |
■第1会場 (1101番教室)へーゲルと現代
実施責任者 山口 誠一
渋谷 繁明 現代行為論とヘーゲル哲学
小島 優子 『精神現象学』における行為論について
野尻 英一 行為、意識、自然——ヘーゲル倫理学のアクチュアリティ
■第2会場 (1201番教室)丸山眞男の再評価
実施責任者 田中 久文 司会 高島 元洋
佐藤 康邦 丸山眞男とドイツ哲学
田中 久文 丸山眞男の天皇論-和辻哲郎との比較において-
奥波 一秀 丸山眞男にとっての音楽の意義
■第3会場 (1203番教室) リスクの倫理学的考察
実施責任者 伊勢田哲治
伊勢田哲治 専門家は価値についても専門家か?エンドポイントの倫理学に向けて
蔵田 伸雄 潜在的被害者の視点から見たリスク評価
原 塑 対話型科学コミュニケーションと科学者の社会的責任
10月4日(土) 会員総会 16時40分~17時30分 (東2号館 2201番教室) |
・開会宣言
・議長選出
・会長挨拶
・評議員選挙終了宣言
・平成25年度決算及び監査報告
・平成26年度予算
・一般会務報告
・和辻賞選考結果報告
・次期事務局校代表挨拶
・第66回大会開催校代表挨拶
・第66回大会共通課題テーマ関連報告
・その他
・閉会宣言
10月4日(土) 懇親会 17時45分~19時15分 (マーキュリーホール) |
10月5日(日) 自由課題発表 9時00分受付開始、9時30分開会 (東1号館) |
★第1会場 (1401番教室 / 司会:井上彰)
9:30-10:10 松葉 類 レヴィナスにおける二つの「正義」―「第三者」概念を手掛かりに
10:20-11:00 遠藤 耕二 ジェームズ・グリフィンの人権論についての一考察―“Personhood”と人権の価値
11:10-11:50 堀田義太郎 社会関係の平等主義の射程
★第2会場 (1402番教室 / 司会:船木亨)
9:30-10:10 宮崎 信嗣 パスカルにおけるきばらしと思考
10:20-11:00 秋保 亘 個別的なものの有限性と永遠性―スピノザ『エチカ』における生の肯定について
11:10-11:50 佐山 圭司 「信」へのSalto mortale――フリードリヒ・ヤコービにおける倫理と宗教
★第3会場 (1403番教室 / 司会:檜垣良成)
9:30-10:10 中村 信隆 卑屈であるとはどういうことか―カント「徳論」の議論を手掛かりとして―
10:20-11:00 山蔦 真之 カント初期倫理学とその生成―『美と崇高の感情に関する観察』と『覚書』―
11:10-11:50 小川 泰治 自己立法と立法する神―カント「目的の国」における元首の問題を中心に―
★第4会場 (1404番教室 / 司会:永井均)
9:30-10:10 小野 雄介 模倣と称賛――キルケゴールの実存概念の倫理性について――
10:20-11:00 大山 真樹 ニーチェにおける「自己超克」という概念の道徳的性格を再考する
11:10-11:50 槇野沙央理 ウィトゲンシュタイン『哲学探究』における治療対象者の射程
★第5会場 (1405番教室 / 司会:蔵田伸雄)
10:20-11:00 相原 博 人間の尊厳概念への否定的アプローチ―尊厳概念の拡張のために―
11:10-11:50 小西真理子 ケアの倫理に内在する自立主義――共依存概念を媒介にして
★第6会場 (1406番教室 / 司会:伊藤由希子)
10:20-11:00 加藤みち子 江戸期日本における天道信仰の倫理思想史的考察
11:10-11:50 菅原 令子 「冥途の飛脚」における女
10月5日(日)共通課題 「可能性としての中世」 13時00分~17時00分 (東2号館 2201番教室) |
報告者
桑原 直己 「中世の知的世界を支える社会的現実」
山内 志朗 「唯名論と中世における倫理学の構図」
黒住 真 「近代日本哲学がとらえる形態としての「中世」──岩下壮一が向かう課題」
司会者:品川哲彦、土橋茂樹