The Japanese Society for Ethics

第69回大会(2018年度・於玉川大学)プログラム・会場案内(日本倫理学会)

第69回大会を以下の要領で開催します。皆様のご参加をお待ちしています。
 内容の詳細などは、『大会報告集』をご覧ください。


1 期日 2018年10月5日(金)~10月7日(日)
2 会場 玉川大学 大学教育棟2014
3 日程 詳しくは下記プログラムをご覧ください。
     10月5日(金) ワークショップ(*5日は会費等受付はいたしません。)
     6(土)(受付9時00分~)自由課題発表、主題別討議、会員総会、懇親会
     7(日)(受付9時00分~)自由課題発表、共通課題
4 参加について 非会員の方も参加可能です(『大会報告集』は500円で販売いたします)。
5 懇親会について 懇親会の会費は5,000円を予定しています。
6 昼食等について  10月6日(土)、7日(日)とも大学構内の食堂・コンビニは営業していません。昼食等は各自ご用意ください。
7 その他 レジュメなどの配布物のコピーやパワーポイントなどの視覚資料に使用するPC、タクシー・宿泊等の手配は、各自でご用意ください。


第69回大会(2018年度玉川大学)プログラム

10月5日(金) ワークショップ 18時00分~20時00分 (大学教育棟2014)

1. アリストテレス倫理学における「自然主義」再考(601)
     (実施責任者:近藤智彦  提題者:佐良土茂樹、茶谷直人、高橋祥吾)
2. 歴史的な人間の生 ――ハイデガー、レーヴィット、アーレントの思考――(605)
     (実施責任者:荒谷大輔  提題者:大澤真生、高井寛、橋爪大輝)
3. 東日本大震災から見えてきたこと(6)――女・子どもの倫理(4)(606)
     (実施責任者:金井淑子、川本隆史、高橋久一郎  提題者:佐藤靜、高橋久一郎)
4. ゲノム編集をめぐる倫理問題(610)
     (実施責任者:田坂さつき  提題者:島薗進、横山広美)
5. 初等・中等教育に対する倫理学の貢献可能性(611)
     (実施責任者:上村崇、桑原直己  提題者:上村崇、勢力尚雅、西野真由美)

10月6日(土)自由課題発表 9時00分受付開始、9時30分開会(大学教育棟2014)

第1会場 (601/ 司会:出岡宏)
     9:30-10:10 北爪 夕貴  スサノヲはなぜ流離するのか
    10:20-11:00 服部 圭祐  和辻哲郎の未発表草稿『倫理学』について
     11:10-11:50 佐野 之人  純粋経験の立場と論理―『善の研究』の構成に即して
第2会場 (605/ 司会:藤野寛)
    10:20-11:00 窪田 徹  〈抵抗感覚〉と〈不安〉──共同体に於ける意識の問題
    11:10-11:50 徳地 真弥  アクセル・ホネット『物象化』における本源的承認の社会存在論的前提について
第3会場 (606/ 司会:斎藤慶典)
     10:20-11:00 加賀谷 昭子  レヴィナスにおける異邦性の現れ
     11:10-11:50 今村 純子   不条理を生きる――ヴェイユからカフカへ
第4会場 (610/ 司会:井上彰)
     10:20-11:00  高江 可奈子  人間-動物の共同体の可能性
     11:10-11:50  宮本 雅也  責任の観点からの分配的正義論の再検討
第5会場 (611/ 司会:柘植尚則)
     10:20-11:00 小畑 敦嗣  トマス・リードのコモン・センスと道徳的自由
     11:10-11:50 大瀧 辰也  マーサ・ヌスバウムの感情論の再考

10月6日(土) 主題別討議  13時30分~16時30分(大学教育棟2014)
第1会場 (605)
物語という方法  実施責任者 藤村安芸子
    吉田 真樹 『源氏物語』という根源
    栗原 剛 近松心中物における情死と救済
    木村 純二 物語は何を表現し得るか? ―その起源から変質まで―
第2会場 (606)
差別の何が悪いのか  実施責任者 堀田義太郎
    金井 淑子 差別は酷くなっている――グローバル化する世界・ポスト近代の差別の現象に照準して
    和泉 悠 差別語の何が悪いのか
第3会場 (610)
現象学的倫理学の最前線  実施責任者 吉川 孝  対論者 早川 正祐
    八重樫 徹 われわれはどのように共感すべきなのか:道徳心理学への現象学的アプローチ
    小手川 正二郎 親子関係の現象学的倫理学
    池田 喬 差別的偏見――現象学的倫理学のアプローチ――
10月6日(土) 会員総会 16時40分~17時30分(大学教育棟2014・521教室)
・議長選出 ・会長挨拶 ・平成二十九年度決算及び監査報告 ・平成三十年度予算 ・一般会務報告 ・和辻賞選考結果報告 ・第七十回大会開催校代表挨拶 ・第七十回大会共通課題テーマ関連報告 ・その他
10月6日(土) 懇親会 17時50分~19時50分(玉川大学「朔風館」)

 
10月7日(日)自由課題発表 9時00分受付開始、9時30分開会(大学教育棟2014)

第1会場 (601/ 司会:篠澤和久)
     10:20-11:00 安田 将  神と正義————キケロ『法律について』から
     11:10-11:50 東谷 優希  E・R・ドッズ「ソクラテス、カリクレス、ニーチェ」再考――果してニーチェは〝カリクレスの徒〟であったか
第2会場 (605/ 司会:直江清隆)
     10:20-11:00 大山 真樹  生きることに対する道徳の利害についての『曙光』におけるニーチェの考察
     11:10-11:50 菊地 了  人類愛と仁愛 シェーラーとテイラーの論考を中心として
第3会場 (606/ 司会:小泉義之)
     10:20-11:00 三上 航志  デカルトにおける「暫定道徳」の諸格率の位置づけをめぐって
     11:10-11:50 佐藤 真人  デカルトの『自然の教え』とは何か ‐ストア派の本性概念との対比で
第4会場 (610/ 司会:福間聡)
     9:30-10:10 犬飼 渉  実践的推論における確定・熟慮・双方向性について
     10:20-11:00 魏 偉  自然倫理学における「自然性」「自然性」という価値は道徳的規範になり得るか
     11:10-11:50 遠藤 耕二  自律の価値と社会 ―ジェレミー・ウォルドロンのエドウィン・ベイカー批判をめぐって

10月7日(日) 共通課題「倫理学における自然」 13時00分~17時00分(大学教育棟2014・521教室)

報告者 
荒谷 大輔 「倫理学における自然」とは何か:議論のための仮設的プラットフォーム構築の試み
伊勢 田哲治 メタ倫理学の自然化への反対論を自然化する
中畑 正志 中畑正志 生きることの自然性と規範性──倫理的思考の生い立ち
清水 正之 自然と人為──日本近代の諸相から──

司会者  佐藤 岳詩