第70回大会を以下の要領で開催します。皆様のご参加をお待ちしています。
内容の詳細などは、『大会報告集』をご覧ください。
1 期日 2019年10月4日(金)~10月6日(日)
2 会場 山口大学(国際総合科学部共催) 共通教育棟
3 日程 詳しくは下記プログラムをご覧ください。
10月4日(金) ワークショップ(*5日は会費等受付はいたしません。)
5日(土)(受付9時00分~)自由課題発表、主題別討議、会員総会、懇親会
6日(日)(受付9時00分~)自由課題発表、共通課題
4 参加について 非会員の方も参加可能です(『大会報告集』は500円で販売いたします)。
5 懇親会について 懇親会の会費は5,000円を予定しています。
6 昼食等について 10月5日(土)、6日(日)とも大学構内の食堂・売店は営業していません。昼食等は各自ご用意ください。
7 その他 レジュメなどの配布物のコピーやパワーポイントなどの視覚資料に使用するPC、タクシー・宿泊等の手配は、各自でご用意ください。
10月4日(金) ワークショップ 18時00分~20時00分 (共通教育棟) |
1. 動物倫理の可能性(3番教室)
(実施責任者:浅野幸治 提題者:高江可奈子、鬼頭葉子、三上正隆)
2. 東日本大震災から見えてきたこと(7)―― 女・子どもの倫理(5):「上関(かみのせき)原発」の建設が問題とされている地で」(4番教室)
(実施責任者:高橋久一郎 提題者:高橋征仁、吉永敦征)
3. 徳倫理学ワークショップ5 スポーツ・体育と徳育(11番教室)
(実施責任者:立花幸司 提題者:佐良土茂樹、林洋輔、小川泰治)
4. 近代イギリス道徳哲学における名誉概念(16番教室) ⇒2階26番教室に変更になりました(2019年10月1日)
(実施責任者:矢嶋直規 提題者:内坂翼、菅谷基、小畑敦嗣)
5. 専門間対話WS: 倫理学に寛容は必要か?(27番教室)
(実施責任者・発表者:荒谷大輔、奥田太郎、勢力尚雅、古田徹也)
6. 初等・中等教育に対する倫理学の貢献可能性――「公共の扉」への倫理学的アプローチ(28番教室)
(実施責任者:上村崇 提題者:和田倫明、桑原直已、眞嶋俊造)
10月5日(土)自由課題発表 9時00分受付開始、9時30分開会(共通教育棟) |
第1会場 (3番教室/ 司会:中野裕考)
9:30-10:10 中野 愛理 カント倫理学に前提される目的論的構想
10:20-11:00 後藤 正英 道徳の進歩をどのように理解すべきか-カントとメンデルスゾーンの議論から考える
11:10-11:50 森 良太 カント宗教哲学における神の「降下」と道徳性の実現
第2会場 (4番教室/ 司会:渡邉学)
9:30-10:10 福田鈴子・砂子岳彦 E・V・フランクルの実存を構成する自己と他者―現象学の視点から解く人間構造と共生社会―
10:20-11:00 布施 京悟 『啓蒙の弁証法』における「パラノイア」について
11:10-11:50 岸本 崇 うらみ・依存・被害者意識
第3会場 (27番教室/ 司会:本郷均)
10:20-11:00 ムフタル・アブドゥラフマン 『幸福を与える智慧』における「幸福」―ウイグル倫理思想の国家論的基礎付け―
11:10-11:50 村松 正隆 「痛み」と「苦しみ」の意義 ルイ・ラヴェルにおける倫理学と存在論の結節点として
第4会場 (28番教室/ 司会:矢島壮平)
9:30-10:10 栗 楨 倫理主義における適正反応論とその問題点
10:20-11:00 浜田 洋輔 道徳・社会問題における進化論的視点の意義―集団帰属に纏わる諸問題について
11:10-11:50 冨田 絢矢 ヘアをメタ倫理学から解放する
10月5日(土) 主題別討議 13時30分~16時30分(共通教育棟) |
実施責任者 柘植尚則
権 安理 「公共的」なものをめぐる大きな歴史=物語から小さな実践へ
黒住 真 「公共」形成の日本史からの課題――社会的「講」と反省による「和」
第2会場(4番教室)信頼
実施責任者 御子柴善之
永守 伸年 「ホッブズ的秩序問題」から信頼を考える
杉本 俊介 どうすれば信頼に値する企業になれるか─ 企業倫理における信頼概念の分析 ―
高橋 文博 信から信頼へ ― 日本における思索から
第3会場(28番教室)フランス思想の現在
実施責任者 杉村靖彦
岩野 卓司 20世紀後半の「フランス現代思想」の総括的把握―贈与論の展開に即して
荒谷 大輔 「フランス現代思想」のその後: 社会運動の観点から
星野 太 現代における唯物論の諸相──メイヤスー、マラブー、ヘグルンド
10月5日(土) 会員総会 16時40分~17時30分(共通教育棟・1番教室) |
・会長挨拶
・平成三十年度決算及び監査報告
・令和元年度予算
・一般会務報告
・和辻賞選考結果報告
・第七十一回大会開催校代表挨拶
・第七十一回大会共通課題テーマ関連報告
・その他
10月5日(土) 懇親会 17時50分~19時50分(山口大学「ボーノ」) |
10月6日(日)自由課題発表 9時00分受付開始、9時30分開会(共通教育棟) |
第1会場 (3番教室/ 司会:岡田大助)
9:30-10:10 木村 元太郎 『歎異抄』後記に記される「大切の証文ども」をどう解釈すべきか
10:20-11:00 李 璐 和辻の倫理学における「公」の思想―その武士道論を手がかりとして―
11:10-11:50 藤野 寛 間柄の倫理と社会的自由
第2会場 (4番教室/ 司会:壽卓三)
10:20-11:00 丸山 徹 死と時間の関係 ニーチェの「永劫回帰」を手掛かりに
11:10-11:50 松島 恒煕 ハイデガーにおける「世界への超越」と「賭け/遊び Spiel」概念について
第3会場 (27番教室/ 司会:高橋雅人)
9:30-10:10 郷家 祐海 『テアイテトス』における「真」と「善」の吟味――κριτήςの役割とその意義
10:20-11:00 野邊 晴陽 トマス・アクィナスにおける思弁理性と実践理性の関連について
11:10-11:50 島村 絵里子 B・ロナガンの認識論における価値判断の客観性
第4会場 (28番教室/ 司会:三重野清顕)
9:30-10:10 阿部 崇史 運の平等主義と関係論的平等主義を統合する:不運からの保護と相互性との両立
10:20-11:00 和泉 悠 「ヘイトスピーチ」の概念工学へむけて
11:10-11:50 菊地 建至 何が人と人の間での貶価を現実にするか──デボラ・ヘルマンの貶価論の検討
10月6日(日) 共通課題「和辻倫理学の可能性」 13時00分~17時00分(共通教育棟・1番教室) |
報告者
藤田 正勝「日本哲学史における和辻哲学・倫理学の位置」
山蔦 真之「和辻の主体論 ――カント、ヘーゲルとの比較を中心に――」
飯嶋 裕治「和辻哲郎の準目的論的行為論 ──現代行為論の文脈から」
犬塚 悠 「和辻倫理学の環境倫理学的・技術倫理学的意義――環境を内包する人間存在の倫理学」
司会者 田中 久文